人間の価値って何なんでしょうか。AIが発達してそのうち人のほとんどは働かなるという予想まで出ています。それはそうかもしれませんが、じゃあ人はただただ消費するだけでいいんでしょうか。
それでもいいという人が大半でしょうしかし少し考えてみたい人のために羽田氏は少し考えてみました。
人は人に魅力を感じる時、価値を感じる時って何なんでしょうか。
率直に言えば、
話すことがある
書くことがある
事だと思います。
人間が社会的動物だとして他者に一番喜ばれるのは伝えられえることでしょう。面接にしても、作文にしても、結局は伝えられるだけの力があるかどうかですよね。
特別な技術を持っていてもそれを人に評価してもらえるだけの発信力がなければ意味がありません。価値は人に評価してもらってこそなので。
人は何かを知りたいんです。刺激を受けたいんです。
特殊な問題は除くとして人は伝えられることを望んでいます。ですから昔は
「詩三百篇思い邪なし」
(『詩経』の三百篇以上の言葉には邪なことがない)
「何ぞ夫(か)の詩を学ぶこと莫(な)きや」(君は何ですを学ばないのか)
と論語で言っていたのです。
この「詩」っていうのは経典の『詩経』のことで「詩集」なんですね。中国の経典は沢山ありますけど「詩」というのは文学の基本で、「言葉の用法」を学ぶ本なんです。
つまり基本的な情緒だったり、言葉に関することのすべてが書かれてるんです。それ以降の経典は「人間関係」だったり「政治」「歴史」「思想」とその解釈に関することが多いんです。が、「詩」は世界中そうですが「心に思ったことすべて」が「詩」です。
人間をデータ化して永遠の命になる、肉体を捨てて脳や情報としてコンピュータに入れてしまえばいいという考え方もありますけどそれだと感知する能力が著しく減るんですよ。
人間は体で世界を感じています。
五感をデータ化しても例えば音は鼓膜以外に骨も肉も揺らしていてそれを無意識に感じているし月経は月の重力が関係しています。
女性が影響受けているなら男であっても月に限らず身体に周囲の星の影響を受けているわけですよ。
これらは人間か学問で認めた感覚であってどうしたってデータにし切れない部分が出てくる。
不確実性で成り立っているので。
不確実性は
ですからね。
本を読まないとまずい
言葉は古いものです。自分で作った言葉だと思っていてもそれは既にあったものを基にしたものです。ですから他者の言葉を使わなければ自分の言葉も作れません。ですから本を読まないとだめなんです。
仕事はどんどんなくなるので自分にしか書けないもの、話せないものを持っていないと。それは放っていたら出てくるものではなく、本を読んで刺激を受けて自分の心に合ったものを言語化しなければなりません。
人は機能美やバランスの取れた美しさ、おいしさも好きですが、なにより心のこもったものを評価しますよね。それはロボットにできないことです。つまりそれが永遠になくならない仕事です。
「こころ」とは「凝ったもの」(かたまったもの)というのが語源と言われています。ですからドロドロとした状態の気持ち、思いを言語化しなければ「心がない」と思われても仕方がないんです。
近い将来ベーシックインカムになるでしょうから仕事がなくても収入はあるでしょうが
そのお金で何をするかが問題になるでしょう。
ですから毎日何かしら刺激を受けるにはたくさん本を読むのがベストです。そしてそれを表現しましょう。
これは時代が変わっても同じでしょう。
興味のない資格を取ったり興味のない勉強に時間をかけるよりもずっと有意義ですよ。
将来のために興味のないこと続けてどうするんですか。
明日死んだらどうするんですか。
だったら将来のための勉強だって面白いものじゃないと。
その瞬間を楽しまないともったいないですよね。
速く教養を身に着けるのにおススメの本
教養を早く身に着けようとも一朝一夕には身に付きません。が、これらの本を継続的に読み、参考書も載っているのでその本を読んでいれば知らないうちに身についています。
アマゾンのプライムリーディングに登録してしまえば月たった400円でキンドルの多くの本を乱読できます。まじめのうちは乱読して、面白いと思ったものを精読してしまえば、時間を気にせずに楽しんで読める上に、だれにも負けない教養が身に付きます。
本当に知らないうちなんです。教養が身についてしまったらそれが当たり前になってしまうので、身についたことを人に話すようにすると気づくでしょう。周りが馬鹿だらけだっていうことに。